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ホビーハウスについて(1) [ゲーム環境]

「HHG会メンバー」とか「例の4人」が日々怪しい戦いを展開しているホビーハウス。当たり前のように語ってはいるが,考えてみれば、家1軒ホビー専用ハウスというのは日本においてはあまり聞かないような気がする。
ホビーハウスが、どのような経緯で誕生したか、少し説明したい。

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「ゲーム環境」ということを、何回か語っている。実は日本では「住宅環境」が、ゲームを趣味とする上でたいへん大きな要素だと私は思っている。(ゲームの保管場所に困って、ホビーハウスに保管に来る会員もいるのが現実だ。)

アメリカでは、普通にプレイできる?ゲームが、日本では「広げられない!」とか「ほっとけない!」とか,みのもんたではないが、そうした理由でプレイされないことがよくあるのは不幸なことである。

「ジークフリート」が、もともとミニチュアウォーゲームサークルとして誕生したことは、「ごあいさつ」で述べている。ミニチュアウォーゲームは、今や日本ではほぼ化石と化したが、その最大の理由が、「ゲームできる環境がない」ということだと考えている。「ジークフリート」という片田舎のサークルが、かなり長期間生き残っていたのも、タタミ3畳分の常設ゲーム台があり、日々プレイされていたことが大きい。(以下が、在りし日の実家のプレイルームの様子。8畳間を占拠し、10年間広げっぱなしで、激戦が繰り広げられていた。)

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実は、ミニチュアウォーゲームの本場アメリカやイギリスでは、プレイルームはめずらしくないのである。プレイヤーがいるからプレイルームがあるのか、プレイルームがあるからプレイヤーがいるのか問題ではあるが,おそらく両方が必要なのだろう。少なくてもプレイ環境のないホビーが、発展するはずがない。

日本では, 「例のマジック」が流行し,その手のお店にプレイスペースがあることが一般に認識されたことが,「ゲーム環境」という点で大きな一歩だったと考える。

ホビーハウス設立の最初のきっかけは,今や伝説となりかけている(?)ボードゲームブログ「moon Gamer 」の「ゲーム倉庫」である。それまでは、専用のプレイルーム等は,本場にある「憧れ」であった。それが「ゲームを保管するだけじゃつまらないので、ゲームをプレイ可能な広いテーブルも買いました。」ときた時の衝撃はたいへんなものだった。昔プレイルームにあこがれた(というか、実家には8畳のプレイルームがあったんだけど・・・)少年は、いつの間にかやれば出来る財力を持つ大人になっていたことを再認識したのだ・・・(汗)

もちろん「だってできるんだもん。」と言って簡単に家1軒購入できるわけがない(笑)我が家の財務大臣に「ゲームするけん家買う・・・。」などと言ったら、私の生命が儚くなるか、財務大臣が辞職して実家に子ども達を連れて帰ってしまいかねない。ボードゲームの日本における社会的な地位はそんな所だ・・・。

結局、我が家の財務大臣が納得できる言い訳をたくさん用意し、ホビーハウスは誕生した。ゲームハウスにならなかったのは、取り敢えず良しとしよう・・・。素晴らしい財務大臣に感謝だ。

「ボードゲームのために家を購入したり、マンションを購入する人がいるんだ。」と「moon Gamer 」を見たり、このブログを見て呆れる人はもちろん多いだろう。しかし,「自分も何か出来ないかな?」と考え何やら実行する人が1人でも2人でも増えてきたら,日本のボードゲーム界の「ゲーム環境」はより良く変わっていくのではないか・・・。 

この素晴らしい?趣味を始める時,少なくとも「一緒にゲームをする人がいる。」「ゲームをする場所がある」「ゲームに触れたり、購入またはレンタルするところがある」「参加可能なゲーム会がある」最低そうした「ゲーム環境」があれば・・・。子どもの頃に見た夢を、後に続くまだ見ぬ仲間のために一つ一つ形にしていくことも、「ゲーム道」を突っ走る私の美学の一つなのかもしれない。

以下ホビーハウスについて(2)に続く・・・。

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